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現役エンジニアのゆうです。
「”Python if文”って、なんだか難しそう…」そう思っていませんか?
実は、”条件分岐”はプログラミングの基礎中の基礎。この記事では、初心者にもやさしく、”Python if文”の使い方を解説します。具体的なコード例を豊富に使いながら、あなたの疑問を一つひとつ解決。この記事を読めば、”if文”が怖くなくなること間違いなし!
この記事でわかること
- Pythonのif文とは?
- 比較演算子と論理演算子の使い方
- 複数の条件を扱う:elifとelseを使った分岐
プログラミングの世界では、コンピュータに「この条件が満たされたら〇〇を実行し、そうでなければ△△を実行する」という指示を出すことがあります。このような、ある条件によって処理を分岐させる 機能が、if文です。
例えば、
- 年齢によって入場料金を変える
- 天気によって服装を変える
- 数値の大小によって処理を変える
といった場合に、if文が活躍します。
if文の基本的な書き方は以下のようになります。
if 条件式:
実行する処理
Python- if: 条件分岐の始まりを示すキーワードです。
- 条件式: TrueかFalseのどちらかの値を返す式です。
- コロン(:):条件式と実行する処理を分けるための記号です。
- インデント: if文のブロックであることを示すために、次の行から字下げを行います。
age = 20
if age >= 18:
print("あなたは成人です。")
Pythonこのコードでは、変数ageが18以上の場合に、「あなたは成人です。」と表示されます。
Pythonのif文で状況に応じた処理を分岐させよう!if、else、elifの使い方を徹底解説
Pythonプログラミングにおいて、if文は、ある条件が満たされたときだけ特定の処理を実行したい場合に欠かせない要素です。このif文を効果的に使いこなすことで、プログラムに柔軟性と表現力を加えることができます。
今回は、、elseやelifを使った応用的な使い方まで、具体的なコード例を交えて詳しく解説していきます。プログラミング初心者の方でも、この解説を読めば、if文の仕組みをしっかりと理解し、自分のプログラムに活かすことができるでしょう。
elseを用いることで、ifの条件がFalseの場合に実行される処理。if文の条件がFalseの場合に実行したい処理がある場合は、elseを使います。
age = 17
if age >= 18:
print("あなたは成人です。")
else:
print("あなたは未成年です。")
Pythonelifで複数の条件を分岐:複数の条件を順番にチェックする方法
複数の条件を順番にチェックしたい場合は、elifを使います。
score = 75
if score >= 90:
print("優")
elif score >= 80:
print("良")
else:
print("可")
Pythonネストしたif文:if文の中にif文を組み込む
if文の中にさらにif文を組み込むことで、より複雑な条件分岐を実現できます。
x = 10
y = 5
if x > y:
if x > 15:
print("xは15より大きい")
else:
print("xは5より大きく、15以下")
else:
print("xはy以下")
Python実践!成績判定プログラム:if文を組み合わせて成績を判定
score = 85
if score >= 90:
grade = "A"
elif score >= 80:
grade = "B"
elif score >= 70:
grade = "C"
else:
grade = "D"
print("あなたの成績は", grade, "です。")
Pythonif文の注意点
Pythonのプログラミングでは、「もし〇〇だったら、△△を実行する」といった条件分岐が頻繁に用いられます。この条件を表現するために不可欠なのが、比較演算子と論理演算子です。
比較演算子で値を比べる
比較演算子を使うと、2つの値の大小関係や等しいかどうかを判断できます。例えば、
といった具合に、様々な比較を行うことができます。これらの演算子を使うことで、数値だけでなく、文字列やリストといったデータ型も比較できます。
論理演算子で条件を組み合わせる
論理演算子を使うと、複数の比較演算子を組み合わせ、より複雑な条件を表現できます。
例えば、
age = 25
height = 170
if age >= 20 and height >= 160:
print("あなたは成人であり、身長も高いです。")
Pythonのように、複数の条件を組み合わせて、より細かな判断を行うことができます。
if文との組み合わせ
比較演算子と論理演算子は、if文と組み合わせて使うことで、プログラムの動作を柔軟に制御できます。
score = 85
if score >= 90:
print("優秀です")
elif score >= 80:
print("良")
else:
print("もう少し頑張りましょう")
Pythonこの例のように、if文、elif文、else文を組み合わせて、様々な条件に対応した処理を記述できます。
Pythonのプログラミングでは、if文を使って様々な条件に応じた処理を分岐させることができます。しかし、複数の条件を組み合わせたり、条件が複数ある場合、elifやelseといったキーワードを使うことで、より柔軟なプログラムを作成することができます。
elifで複数の条件を順番にチェック
elifは、「else if」の略で、ifの条件が満たされなかった場合に、別の条件をチェックするためのキーワードです。複数のelifを連ねることで、複数の条件を順番に評価することができます。
例えば、以下のような流れです。
score = 75
if score >= 90:
print("優")
elif score >= 80:
print("良")
else:
print("可")
Pythonこのコードでは、scoreの値によって、成績を判定しています。まず、scoreが90以上かチェックし、次に80以上か、というように順に条件が評価されます。
elseで残りの場合をキャッチ
elseは、ifやelifのどの条件にも合致しなかった場合に実行される処理を記述するためのキーワードです。
age = 17
if age >= 18:
print("あなたは成人です")
else:
print("あなたは未成年です")
Pythonこのコードでは、ageが18以上かどうかを判断し、18未満の場合にはelseの処理が実行されます。
elifとelseを組み合わせる
elifとelseを組み合わせることで、より複雑な条件分岐を実現することができます。
weather = "rainy"
if weather == "sunny":
print("洗濯をする")
elif weather == "rainy":
print("本を読む")
else:
print("家でゆっくりする")
Pythonこのコードでは、weatherの値によって、実行する処理が異なります。
Pythonのif文は、数値だけでなく、文字列の比較にも使用できます。文字列の比較は、様々な場面で活用されます。例えば、ユーザーが入力した文字列が特定の単語と一致するか、あるいはある範囲の文字列に含まれるかなどを判断する際に使われます。
文字列の比較演算子
文字列の比較には、数値と同様に以下の比較演算子が使用されます。
辞書順とは、アルファベット順のようなもので、文字コードの大小関係に基づいて比較が行われます。
if文での文字列の比較
name = "Alice"
if name == "Alice":
print("こんにちは、Aliceさん!")
Pythonこの例のように、変数に格納された文字列と、特定の文字列を比較することができます。
文字列の長さの比較
文字列の長さを比較したい場合は、len()
関数を使って文字列の長さを取得し、数値として比較します。
text = "Hello, world!"
if len(text) > 10:
print("この文字列は10文字以上です")
Python文字列の一部を抽出する
文字列の一部を抽出したい場合は、スライシングという方法を使います。
word = "Python"
if word[0] == "P":
print("この単語はPで始まります")
Python文字列が含まれているかチェックする
ある文字列が別の文字列に含まれているかを確認したい場合は、in
キーワードを使います。
text = "I love programming"
if "love" in text:
print("この文章に'love'という単語が含まれています")
PythonPythonプログラミングでは、リストや辞書といったデータ構造の中に特定の要素が含まれているかどうかを判断する場面が頻繁に起こります。このような場合に、in演算子とif文を組み合わせることで、効率的に要素の有無を判定することができます。
in演算子で要素の存在を確認する
in演算子は、ある要素がシーケンス型(リスト、タプル、文字列など)やマッピング型(辞書)に含まれているかどうかを判定する際に使用します。
fruits = ["apple", "banana", "orange"]
if "banana" in fruits:
print("リストにバナナが含まれています")
Pythonこの例では、fruitsというリストの中に”banana”という要素が含まれているかどうかを調べています。
辞書のキーの存在確認
辞書の場合、in演算子でキーの存在を確認することができます。
person = {"name": "太郎", "age": 30}
if "age" in person:
print("person辞書にageというキーが存在します")
Pythonリストの要素を順番にチェックする
for文と組み合わせることで、リストの要素を一つずつ取り出し、in演算子で条件判定を行うことができます。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
for num in numbers:
if num % 2 == 0:
print(num, "は偶数です")
PythonPythonのプログラミングでは、if文を使って条件に応じた処理を分岐させることができますが、より簡潔に表現したいケースもあるでしょう。そんな時に便利なのが三項演算子です。三項演算子を使うと、if文で記述していた条件分岐を一行で表現することができます。
三項演算子の基本的な書き方
三項演算子の基本的な書き方は以下の通りです。
値1 if 条件式 else 値2
Python- 条件式: TrueかFalseを返す式
- 値1: 条件式がTrueの場合に返す値
- 値2: 条件式がFalseの場合に返す値
例えば、
x = 10
result = "偶数" if x % 2 == 0 else "奇数"
print(result) # 出力: 偶数
Pythonこのコードは、変数xが偶数か奇数かを判断し、結果をresult変数に代入しています。
- コードの簡潔化: if文と比べて、より少ないコードで表現できる
- 可読性の向上: 場合によっては、if文よりも読みやすいコードになる
- 複雑な処理には不向き: 複雑な条件分岐には、通常のif文を使った方が分かりやすい場合がある
- 濫用は避ける: コードの可読性を下げる可能性があるため、使いすぎには注意が必要
三項演算子の応用例
変数の初期化をする場合、以下のような感じです。
is_ok = True
result = "成功" if is_ok else "失敗"
Pythonリスト内包表記
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
even_odd = ["偶数" if num % 2 == 0 else "奇数" for num in numbers]
Python関数の中での条件分岐
def is_adult(age):
return "成人" if age >= 20 else "未成年"
PythonPythonのプログラミングにおいて、関数は特定の処理をまとめるための重要な仕組みです。この関数の中にif文を組み込むことで、より複雑な処理を効率的に行うことができます。
関数内にif文を書くメリット
- コードの再利用性: 同じ処理を何度も書く必要がなくなり、コードが簡潔になります。
- 可読性の向上: 関数に名前をつけることで、コードの意図が明確になり、他の部分との分離も容易になります。
- 保守性の向上: 関数内の処理を変更したい場合、関数を修正するだけで済みます。
関数の基本的な書き方
def 関数名(引数1, 引数2, ...):
# 関数内の処理
if 条件式:
# 条件が真の場合の処理
else:
# 条件が偽の場合の処理
Python- 関数名: 関数を呼び出す際の名前
- 引数: 関数に渡す値
- 条件式: TrueかFalseを返す式
関数内のif文の活用例
def greet(name):
if name == "Alice":
print("こんにちは、Aliceさん!")
else:
print("こんにちは、" + name + "さん!")
greet("Bob") # 出力: こんにちは、Bobさん!
Pythonこの例では、greet
という関数に名前を渡すと、その名前に応じた挨拶をしてくれます。
複数の条件分岐
if文の中にさらにif文をネストさせることで、複数の条件分岐を実現できます。
def check_score(score):
if score >= 90:
print("優")
elif score >= 80:
print("良")
else:
print("可")
Python関数を返す関数
関数の中で別の関数を返すことも可能です。
def get_message(is_ok):
return "成功" if is_ok else "失敗"
result = get_message(True) # resultには"成功"が入る
Python実践的な例:if文を使った簡単なプログラムでプログラミングを体験しよう!
Pythonのif文は、プログラムに判断力を持たせるための基本的な仕組みです。この章では、if文を使った具体的なプログラムの例を通して、その使い方を詳しく解説します。
例1:数値の大小比較
num = int(input("数値を入力してください: "))
if num > 0:
print("入力した数値は正の数です")
elif num < 0:
print("入力した数値は負の数です")
else:
print("入力した数値は0です")
Pythonこのプログラムでは、ユーザーが入力した数値が正の数か負の数か、または0かを判断します。if
, elif
, else
を使って複数の条件を分岐させています。
例2:偶数と奇数の判定
num = int(input("数値を入力してください: "))
if num % 2 == 0:
print("入力した数値は偶数です")
else:
print("入力した数値は奇数です")
Pythonこのプログラムでは、ユーザーが入力した数値が偶数か奇数かを判断します。%
は剰余を求める演算子で、2で割った余りが0であれば偶数、そうでなければ奇数となります。
例3:成績判定
score = int(input("点数を入力してください: "))
if score >= 90:
print("優")
elif score >= 80:
print("良")
elif score >= 70:
print("可")
else:
print("不可")
Pythonこのプログラムでは、ユーザーが入力した点数から成績を判定します。elif
を複数回使うことで、複数の条件を連続して評価できます。
例4:簡単な計算機
num1 = float(input("数値1を入力してください: "))
num2 = float(input("数値2を入力してください: "))
operator = input("演算子(+, -, *, /)を入力してください: ")
if operator == "+":
result = num1 + num2
elif operator == "-":
result = num1 - num2
elif operator == "*":
result = num1 * num2
elif operator == "/":
if num2 == 0:
print("0で割ることはできません")
else:
result = num1 / num2
else:
print("不正な演算子です")
print("計算結果:", result)
Pythonこのプログラムは、簡単な計算機です。ユーザーが入力した数値と演算子に基づいて計算を行い、結果を表示します。
これらの例を通して、if文がどのように使われるのか、そしてどのようなことができるのかが理解できたと思います。if文は、プログラミングにおいて非常に重要な概念です。様々な条件分岐を組み合わせることで、複雑な処理を実現することができます。
if
文は、条件が真の場合に実行されるelif
文は、前のif
やelif
の条件が偽の場合に実行されるelse
文は、どの条件にも合致しない場合に実行される==
は等しいことを表す比較演算子!=
は等しくないことを表す比較演算子>
はより大きいことを表す比較演算子<
はより小さいことを表す比較演算子
もう一度、最初から「Pythonのif文とは?:初心者向けのやさしい解説」を読む↑
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