※本ページはプロモーションが含まれています。
本記事は、「3の倍数など特定の要素をCSSで指定したい…」と思いつつ
・nth-childセレクタやnth-of-typeセレクタを使って要素を選択する方法がわからない
・3の倍数を使って要素をコーディングする際に、うまく動作しない場合がある
・特定の要素(最初や最後)を指定する方法を知りたい
上記のような、悩みや疑問を持っている、プログラミングを勉強したい人向けに現役エンジニアが解説します。
この記事では、「前半」では「nth-childセレクタやnth-of-typeセレクタの基本的な使い方」を「後半」では「特定の要素(最初や最後)をCSSで指定」する方法を詳しく解説します。
プログラミング未経験の方でも、読みやすい内容なので、本記事を読んで未来に向けて、一歩を踏み出しましょう。
それでは、ご一読ください!
CSSのnth-childセレクタは、特定の位置にある要素を選択してスタイルを適用するための便利な機能です。
nth-childセレクタは、HTML要素の子要素の中から特定の位置や条件に一致する要素を選びます。例えば、リストの2番目の項目やテーブルの偶数行などを簡単にスタイリングすることができます。
nth-childセレクタの基本的な使い方は、次のようになります。
リストの2番目の項目を選択する場合
nth-childセレクタを使って要素を選択する方法
- 項目1
- 項目2
- 項目3
- 項目4
- 項目5
HTML
<h2>nth-childセレクタを使って要素を選択する方法</h2>
<ul>
<li>項目1</li>
<li>項目2</li>
<li>項目3</li>
<li>項目4</li>
<li>項目5</li>
</ul>
HTMLCSS
/* 特定の位置の要素をスタイリング */
要素:nth-child(n) {
スタイルのプロパティ: 値;
}
/* 例:リストの2番目の項目を赤色にする場合 */
li:nth-child(2) {
color: red;
}
CSSこの例では、li要素の中で2番目に位置する項目が赤色になります。
nth-childセレクタではさまざまな条件を指定できます。
HTML
<table>
<tr>
<td>セル1</td>
<td>セル2</td>
</tr>
<tr>
<td>セル3</td>
<td>セル4</td>
</tr>
<tr>
<td>セル5</td>
<td>セル6</td>
</tr>
<tr>
<td>セル7</td>
<td>セル8</td>
</tr>
</table>
HTMLCSS
table {
border: 1px #f2f2f2 solid;
}
/* 偶数行のテーブルに背景色をグレイにする */
tr:nth-child(even) {
background-color: #f2f2f2;
}
CSSこのHTMLファイルでは、CSSのnth-childセレクタを使って、テーブル(table要素)の偶数行(2行目、4行目、6行目など)が背景色がグレイ (#f2f2f2) になるようにスタイルを設定しています。
このスタイルを適用することで、テーブルの偶数行がグレイ色で表示されます。
nth-childセレクタを使って特定の場所や条件に一致する要素を簡単に選択することができます。
特に、3の倍数や2つおきの要素などをスタイリングすることが便利です。これにより、Webサイトのデザインに多様性やバリエーションを加えることができます。
3の倍数の要素を選択する方法
- 項目1
- 項目2
- 項目3
- 項目4
- 項目5
- 項目6
- 項目7
- 項目8
- 項目9
このコードを使うと、リストやテーブルなどの要素の中で3の倍数にある要素が選択されます。
例えば、リストの3番目、6番目、9番目などが選択され、指定したスタイルが適用されます。
CSSのnth-childとnth-of-typeは、要素を特定の位置で選択するためのセレクタですが、微妙な違いがあります。nth-childは親要素内のすべての要素を位置で選択します。一方、nth-of-typeは要素のタイプに基づいて位置を選択します。
例えば、ul要素内のli要素を考えてみましょう。nth-child(2)は2番目のli要素を選択しますが、nth-of-type(2)はul内のすべてのli要素の中で2番目のli要素を選択します。
nth-childの使い方と応用テクニック
nth-childを使うと、親要素内のすべての要素を位置で選択できます。例えば、2つずつ要素をスタイリングしたり、特定の位置以降の要素にスタイルを適用したりできます。
要素1
要素2
要素3
要素4
要素5
2つずつの要素に灰色の背景が適用されます。
HTML
<div class="parent1">
<p>要素1</p>
<p>要素2</p>
<p>要素3</p>
<p>要素4</p>
<p>要素5</p>
</div>
HTMLCSS
/* nth-childの例 */
.parent1 > p:nth-child(2n) {
background-color: #f2f2f2;
}
CSSnth-of-typeは要素のタイプに基づいて位置を選択します。これは特定の要素の位置をタイプごとに選択できるため、便利です。
要素1
要素2
要素3
要素4
要素5
要素6
要素7
要素8
要素9
3つおきにある要素の中で最初の要素に赤色のテキストが適用されます。
CSSで最初の子要素を選択する方法と応用テクニックについて説明します。
CSSで最初の子要素を選択する方法
CSSで最初の子要素を選択するには、:first-childという擬似クラスを使います。この擬似クラスは、親要素内の最初の子要素にスタイルを適用するのに便利です。
例えば、以下のようなHTMLとCSSを考えてみましょう。
- 最初の項目
- 2番目の項目
- 3番目の項目
この例では、ul要素の中で最初の子要素である“最初の項目”のテキストが赤色で太字になります。
CSSで最初の子要素を選択する擬似クラスは、Webデザインにおいて非常に便利な機能です。是非、実際のプロジェクトで試してみてください!
CSSのnth-childセレクタを使うと、偶数や奇数の要素を簡単に選択することができます。
これは、例えばテーブルの行を交互に色分けしたり、リストの項目を交互にスタイルを変えたりするのに便利です。
以下に、偶数と奇数の行に異なる背景色を適用する例を示します。
行1のセル1 | 行1のセル2 |
行2のセル1 | 行2のセル2 |
行3のセル1 | 行3のセル2 |
行4のセル1 | 行4のセル2 |
この例では、偶数行(行2と行4)にはグレイの背景色が、奇数行(行1と行3)にはレッドの背景色が適用されます。
HTML
<table>
<tr>
<td>行1のセル1</td>
<td>行1のセル2</td>
</tr>
<tr>
<td>行2のセル1</td>
<td>行2のセル2</td>
</tr>
<tr>
<td>行3のセル1</td>
<td>行3のセル2</td>
</tr>
<tr>
<td>行4のセル1</td>
<td>行4のセル2</td>
</tr>
</table>
HTMLCSS
/* 偶数行にグレイの背景色を適用する */
tr:nth-child(even) {
background-color: #f2f2f2;
}
/* 奇数行にホワイトの背景色を適用する */
tr:nth-child(odd) {
background-color: #ef0a0a;
}
CSSnth-childセレクタを活用すると、偶数や奇数だけでなく、さまざまな位置にある要素を選択することができます。
例えば、「3の倍数の要素にだけスタイルを適用する」「最初の5つの要素にだけスタイルを適用する」といった応用的なスタイリングが可能です。
初心者の方でも少しずつ試してみて、楽しく学んでくださいね。
今回は、nth-childセレクタやnth-of-typeセレクタを使って要素を選択する方法についてご紹介しました。
それでは、最後にもう一度、おさらいしましょう。
- CSS nth-childセレクタを使って要素を選択する方法
- nth-childセレクタを使って要素を選択する方法
- CSS 3の倍数など特定の場所を選択する方法
- CSS nth-childとnth-of-typeの違いと適切な使い分け
- CSSで最初の子要素を選択する方法と応用テクニック
- CSS 偶数や奇数の要素を選択するnth-childの活用
もう一度、最初から「CSS nth-childセレクタを使って要素を選択する方法」を読む↑
Twitterも見てみる?